コラボレーションツール、Slackでリマインダーを設定する方法

コラボレーションツールのSlackで、リマインダーを設定する方法をご紹介します。 Slackのリマインダーは、後で通知を送信する機能です。
つまり、特定の条件に合致して、忘れないように通知を送信する機能です。 最近では、有料モデルでワークフロービルダーを提供しているため、 有料で利用している人にとってはあまり必要ないかもしれませんが、 それでも（コミュニティ運営のように）無料版を利用する際には、知っておくと便利です。

使用条件

基本機能（無料版でも使用可能）

類似機能

• ワークフロービルダー
  • リマインダーの使用方法よりもはるかに直感的で、文章の作成においてもはるかに便利です。
  • ただし、ワークフロービルダーは有料版（Pro以上）でのみ使用できます。
  • 「ワークフローを使用して通知を設定する」の使用方法は、リンクを参照してください。
• 予約して話す
  • 1回限りの配信であれば、リマインダー機能よりも「予約して話す」を利用する方がはるかに直感的で、使いやすくなります。
    • '<strong>予約して話す</strong>'の使用方法は、<strong>リンク</strong>を参照してください。
• メッセージに関するリマインダー
  • 会話の内容をリマインダーに設定できます。忘れないようにリマインダーを設定するのです。
    • 「メッセージに関するリマインダー」の使用方法は、リンクを参照してください。

作成前の注意事項

• リマインダーは、希望する言語で作成できます。
  • ただし、アメリカ英語の年月日および時刻形式に合わせて使用することをお勧めします。

使用方法

1. チャンネルまたはDMの会話ウィンドウに「/remind」と入力します。（'/r'程度入力すれば、オートコンプリートで表示されるため、選択してください）

2. そして、/remind [@誰か または #チャンネル] [内容] [いつ]を入力してEnterキーを押します。

3. [いつ]を基準に、リマインダーに予約したメッセージを送信します。 Slackbotが、事前に設定した誰かまたはチャンネルにメッセージを送信します。

使用方法の説明は簡単ですが、実際に使用しようとすると、非常に難しいものです。
毎月の内容が変わる掃除当番の通知をremind機能で運用したことがありますが、別途内容を保存しておかないと、 混乱するほど面倒で覚えにくかったです。

そのため、前述したコマンド「/remind [@誰か または #チャンネル] [内容] [いつ]'を1つずつ説明します。

[@誰か または #チャンネル]

| 使用方法 | Slackコマンド| 人 or チャンネル|

|------------- |------- |-------- |

| 自分自身に送信する | /remind | me |

| 他の人に送信する | /remind | @dylan |

| チャンネルに送信する | /remind | #夢清_一般チャット |

| チャンネルで特定の人に送信する | /remind | #夢清_一般チャット @dylan |

[内容]

• お昼休みですね！
• 25日は給料日です。
• 23日までに、税理士に給与明細を渡してください。
• 毎月1日は、顧客の○○に書類を送る必要があります。

[いつ]

| いつ（例） | コマンド |

|------------- |------- |

| 毎日 | everyday |

| 5月25日に | may 25 |

| 月曜日に | monday |

| 月、火、水、木、金 | every weekday |

| 毎週火曜日に | Tuesdays |

| 毎週火、木曜日に | Tuesdays Thursday |

| 2週間に1回水曜日に | every other wednesday |

| 1時間後に | in 1 hour |

| 15分後に | in 15 min |

| 15時に | at 15:00 |

| MM/DD/YYYY（2022年10月23日） | on 10/23/2022 |

| 毎月19日に | on the 19th of every month |

| 毎月19日午前10時に | at 10AM on the 19th of every month |

| 毎月末日に | 毎月末日はダメです。毎月初めしかダメですね。 |

使用例

使用方法で示した表を参考に作成してみましょう。

• 毎日、自分自身に平日の昼休みに通知を受けたい場合は、以下のように設定できます。
  • /remind me お昼休みですね！ at 11:59 every weekday
  • 日付のみを記載すると、デフォルトで午前9時になるため、その時間に通知を受けます。
  • そのため、通知を受けたい時期は組み合わせることができます。 平日の昼休み（every weekday）と時間を組み合わせることができるのです。

• 一般チャットチャンネルでMichelleに通知を送信する場合は、以下のように設定できます。
  • /remind #一般チャット @Michelle 前回のリクエストの期限が1時間後ですが、忘れないでください at14:00 on 10/23/2022
• プロジェクト_ドルフィンチャンネルで全員に通知を送信する場合は、以下のように設定できます。
  • /remind #プロジェクト_ドルフィン @here 毎月1日は、関連する統計情報をアップロードしてください。 day of every month
• 内容に二重引用符を使用しても構いません。すると、Slackbotのリマインダーがその部分を「内容」として認識します。
  • /remind me "後でAに電話する必要がある" in 25 minutes
• 毎週火曜日と木曜日に、今日が掃除の日であることをお知らせできます。
  • /remind #夢清_一般チャット “今日は掃除の日” at 17:30 every Tuesdays Thursday

※ /remind と記載されている部分をコピーして、Slackの会話ウィンドウに貼り付けて、直接設定してみましょう。

その他の注意事項

• '/remind list'と入力すると、自分が設定したリマインダーリストを確認できます。
  • このリマインダーリストを使って、リマインダーで設定したリストを確認したり、削除したりできます。
  • 修正はできません。（=機能が存在しません）削除して最初から登録し直してください。

• どのチャットウィンドウでも、remindを設定できます。 もちろん、通知が届くのは、該当するチャットウィンドウではありません。 直接、どこで話させたいかを指定する必要があります。
• チャンネルにリマインダーを予約すると、そのチャンネルにいる相手にも事前に知らせることができます。事前に知らせたくない場合は、作成後すぐに、事前に知らせるメッセージを削除する必要があります。
  • 相手に事前に知らせない機能の1つとして、「<strong>後で予約（予約して話す）</strong>」機能を活用することをお勧めします。

• 自分自身ではなく、他人に対して1:1 DMでの繰り返しリマインダーを送信することはできません。 場合によっては、望まない迷惑メールになる可能性があるためです。
  • ただし、チャンネルで特定の人物に発言することはできます。 迷惑メールになる場合は、そのチャンネルから退出することもできますので、そのせいではないでしょうか。
• メッセージに関するリマインダー機能があります。 これは少し違うので、別の記事で取り上げます。
• 内容に絵文字を挿入できます。 絵文字を過剰に使用せずに、適度に入れることで、可読性を高めることができます。